くらし
2019/05/28

令和の初めだから、歴史を訪ねる旅へ。奈良で神社仏閣の特別公開巡り

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
修学旅行先として人気の奈良は、花見の季節を過ぎると新緑がまぶしくなり、ボタンやシャクナゲといった初夏の花も咲き始めて、絶好の観光シーズンを迎えます。

また、3月から6月にかけては、古寺や古社の秘仏や宝物が特別公開される時期でもあり、いっそう観光には良いシーズンを迎えます。

今回は、奈良エリアにあるさまざまな神社仏閣で行われる特別拝観や特別公開をご紹介します。

若葉が萌える初夏の奈良

春の観光シーズンの奈良には、吉野山の桜や宇陀の又兵衛桜など、全国的に知られる花の名所に多くの観光客が訪れます。また、修学旅行生や外国人観光客に人気の東大寺の大仏や奈良公園のシカをはじめ、興福寺の国宝・阿修羅像、薬師寺、唐招提寺など、歴史の教科書でおなじみの寺院や仏像も数多く、歴史好きの人は必ず訪れてみたい場所です。

新緑の季節になると、奈良では普段見ることができない春の特別拝観の時期に入ります。神社仏閣の中には、信仰上の目的から仏像の一般公開を控えて秘仏にしていたり、文化財保護のために宝物の公開時期を限定したりするケースが多く見られます。

このような普段は公開されていないものでも、観光シーズンの春と秋は特別拝観や特別公開が集中します。うまくスケジュールを組めば、1日に何ヵ所も貴重な仏像や宝物を拝観できるでしょう。

3月~6月におすすめの特別拝観・特別公開

観光シーズンに特別公開されるものの中でも、特におすすめしたい特別公開を紹介します。

薬師寺・西塔初層内陣(奈良市)

西暦710年、飛鳥の地からの平城京遷都で現在の場所に移転した法相宗の大本山で、ユネスコ世界遺産に登録されています。

1981年に復興された西塔の初層には、菩提樹(ぼだいじゅ)の下での瞑想や、沙羅双樹(さらそうじゅ)の木陰で涅槃(ねはん)に入る釈迦の姿がブロンズ像で表現されています。

―特別公開情報―
開催名:西塔初層内陣 釈迦四相像 特別公開(春季)(重文など)
公開期間:2019年3月1日~2019年6月30日
所在地:奈良市西ノ京町457
アクセス:近鉄「西の京」駅下車すぐ

長谷寺・本尊大観音尊像(桜井市)

仁王門から本堂をつなぐ重要文化財の登廊から見えるボタンで名高く、「花の御寺」と呼ばれています。4月下旬から5月上旬にかけて、ぼたんまつりが開催され、紅色や薄桃色でこぼれるようにボタンが咲き誇る庭を目当てに参拝客でにぎわいます。

重要文化財である十一面観世音菩薩の御足に触れてご利益をいただくという、貴重な作法で特別拝観ができます。

―特別公開情報―
開催名:本尊大観音尊像春季特別拝観(重文)
公開期間:2019年3月1日~2019年6月30日
所在地:桜井市初瀬731-1
アクセス:近鉄「長谷寺」駅から徒歩約15分

談山神社・春の社宝特別公開(桜井市)

大化の改新で功を上げた、藤原鎌足を祭っています。社名の由来は中大兄皇子と国づくりを相談したという場所にちなんでいます。

境内に入ると朱色の十三重塔が象徴するように、中世の神仏習合の雰囲気が残る貴重な古社です。例年、春と秋に御神宝の中から選りすぐりの神仏像や絵巻が公開されます。

―特別公開情報―
開催名:春の社宝特別公開「描かれた談山神社」
公開期間:2019年4月1日~2019年5月31日
所在地:桜井市多武峰319
アクセス:JR・近鉄桜井駅から「談山神社」行バスで終点下車、徒歩約3分

法華寺・国史跡名勝庭園(奈良市)

施薬院や悲田院で知られる光明皇后が創建した古寺です。境内には、カキツバタで有名な国史跡の名勝庭園があり、毎年開花シーズンに合わせて特別公開されています。

―特別公開情報―
開催名:国史跡名勝庭園特別公開
公開期間:2019年4月1日~2019年6月10日
所在地:奈良市法華寺町882
アクセス:近鉄大和西大寺駅よりバス停「法華寺前」下車、徒歩約3分

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