くらし
2019/04/25

デーモン閣下降臨!広島県「がん検診へ行こうよ」推進会議

(写真=「がん検診へ行こうよ」推進会議)
(写真=「がん検診へ行こうよ」推進会議)
全国的に、住民の健康寿命を伸ばす目的で、健康診断をはじめとする予防医療が推進されています。都道府県単位の医療行政の取り組みもさまざまなものがある中、広島県の「がん検診へ行こうよ」推進会議は、がん検診の啓発活動にアーティストとして活躍するデーモン閣下を起用しています。

今回は、県民にがん検診の大切さを大胆かつユニークに発信し続ける、広島県のがん検診啓発活動の様子をご紹介します。

がん検診の重要性とその受診率

近年、日本各地でのがん検診の啓発活動のおかげで、年を追うごとにがん検診の受診率は上昇しています。日本人の肺がん検診の受診率(40~69歳)を見ると、2007年は男性26.7%、女性は22.9%でしたが、2016年には男性51.0%、女性41.7%とそれぞれ大幅に増加しています。

がん検診は、がんによる死亡率を下げ、生存率を高めるのに効果的です。日本人に多い胃がん検診の場合、がん検診を受診した人の死亡率減少効果は約30%あり、遺伝や生活習慣からがんのリスクの高い人には有効だと考えられています(国立がん研究センターがん予防・検診研究センター「有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン 2014年版」より)。

また、がん検診のような予防医療を推し進めることで住民の健康寿命を延ばしてQOL(生活の質)が高まり、医療費の抑制にもつながります。そのため、全国の各自治体では健康診断の受診を呼びかけて、病気の早期発見に努めています。

年を追うごとに熱くなるデーモン閣下ポスター

広島県でも近年、胃・肺・大腸がん検診を中心に受診率がアップしていますが、それにはデーモン閣下による啓発活動も大きく関係しています。2012年度に「広島県がん検診啓発キャラクター」に任命されたデーモン閣下は、2013年度からは「広島県がん検診啓発特使」として毎年啓発ポスターに起用され、広島カープ戦のあるマツダスタジアムや地元の祭典やイベントに何度も登場しています。

中でも啓発ポスターのインパクトは絶大で、大きな話題を呼びました。炎がめらめらと燃える背景にアップのデーモン閣下の叫ぶ顔がプリントされ、2012年に「広島県民よ!まだ受けておらぬのか。『がん検診』」と呼びかけたのをスタートに、年々キャッチコピーが熱く変化してきました。

広島県民に対するデーモン閣下の熱い呼びかけをご紹介しましょう。

・2013年「広島県民よ!いったい、いつ受けるのだ。『がん検診』」
・2014年「広島県民よ!吾輩にかけてきたまえ。『がん検診』」

この頃から、語調が強くなり、がん検診の窓口「閣下ダイヤル」への電話を呼びかける内容へと変化していきます。

・2015年「広島県民よ!もう待てぬ。すぐ受けたまえ!がん検診」
・2016年「受けてない者!喝!がん検診」
・2017年「この顔にガーン!ときたらがん検診」

2017年のポスターには、スマートフォンの専用アプリケーションをポスターにかざすとデーモン閣下が動き出して、がん検診受診をダイレクトに呼びかけるというAR技術を活用した試みも行われました。

>>(次ページ)デーモン閣下の起用と受診率の変化
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