くらし
2019/02/22

「いだてん」の主人公・金栗四三ゆかりの玉名の歴史と名湯

古墳の集中する玉名地域

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
玉名地域は、玉名市の大坊古墳(だいぼうこふん)や永安寺東古墳(えいあんじひがしこふん)・西古墳(にしこふん)、和水町の江田船山古墳(えたふなやまこふん)など、国指定史跡をはじめとする古墳が集中しているエリアです。古墳の出土品から、玉名地域が古く大和朝廷の影響を受け、朝鮮半島との関係もうかがえる先進地だったことが分かっています。

特に、大坊古墳や永安寺東古墳・西古墳は、装飾古墳と呼ばれています。これらは、熊本や福岡に集中している種類の古墳で、石室や石棺が彩色されたり、線刻模様が描かれたりと貴重な装飾が施されているのが特徴です。また、江田船山古墳から出土した国宝の銀象嵌銘大刀(ぎんぞうがんめいたち)は、日本最古級の文章が刻まれていることで知られています。当時、この地を治めていた地方豪族の権威を象徴するもので、歴史教科書にも取り上げられている重要なものです。

玉名地域の主要な古墳は古墳公園として整備され、観光スポットにもなっています。

温泉郷のある玉名地域は観光にもおすすめ

玉名地域は、温泉の湧く町としても知られています。和水町にある三加和(みかわ)温泉は、のどかな田舎の風景の中にある美肌の湯です。泉質はアルカリ性単純温泉で、とろみがありすべすべのお肌になります。日帰り温泉施設のふるさと交流センターを中心に、貸切風呂専門施設が2つあるほか、コンビニの入り口から貸切湯の入り口へと進むユニークな家族湯も人気です。

玉名市は、温泉旅館が11、日帰り温泉施設が5つも集まる温泉郷となっています。温泉の歴史はおよそ1300年前までさかのぼり、1959年に玉名温泉と改名されるまでは立願寺(りゅうがんじ)温泉という名称で、一時は芸妓が約40人も活躍する歓楽地として賑わっていました。泉質は無色透明のラジウム単純温泉です。無料で足湯ができる「立願寺公園しらさぎの足湯」は夜になるとライトアップされて、岩や竹が幻想的に浮かび上がります。

いだてんの故郷・玉名地域を訪れてみよう

2019年の玉名地域は、金栗の生まれた家や大河ドラマ館、ミュージアムといった地元の観光名所と温泉を組み合わせたルートを旅する観光客が数多く訪れることでしょう。玉名地域の温泉でゆったりしながら、大河ドラマ「いだてん」に沸く玉名へ日本マラソンの父のルーツを訪ねてみてはいかがでしょうか。


このコラムは2019年1月時点の情報をもとに制作したものであり、現時点において最新の情報ではない場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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