くらし
2019/02/22

「いだてん」の主人公・金栗四三ゆかりの玉名の歴史と名湯

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
2019年のNHK大河ドラマ「いだてん」の主人公・金栗四三(かなくり・しそう)の出身地として熊本の玉名が注目を集めています。金栗四三とゆかりの深い玉名地域には、大河ドラマ館やミュージアムがオープンし地元はにぎわいを見せています。ドラマには玉名地域でロケ撮影された映像も登場しており、地元住民のエキストラ参加もありました。

玉名地域は古くから温泉地として知られているほか、古墳や古社・古寺も多く歴史情緒あふれる町です。ここでは、「いだてん」の主人公・金栗四三と玉名地域との関係や、周辺の観光スポットをご紹介します。

「いだてん」の出身地・玉名

大河ドラマの主人公である金栗四三は、日本人初のオリンピック選手として活躍し、箱根駅伝を創設するなど日本マラソンの父と呼ばれています。子どもの頃から走るのが得意で、一生をマラソン界の発展や後進の育成に捧げました。

1891年、金栗は熊本の県北エリアにある玉名郡和水(なごみ)町で誕生。四三という名前は、父親が43歳の時の子であったのが由来といいます。金栗のマラソン人生は、小学校入学がきっかけでした。自宅から小学校までの通学路は険しい山道を含む往復約12キロあり、現在「金栗ロード」と名付けられ観光ルートになっている道のりを、金栗は毎日走って通学していたのです。やがて高等小学校から旧制中学校を経て、東京高等師範学校に入学すると、本格的にマラソンランナーへの道を歩み始めます。

当時、東京高等師範学校の校長だったのは柔道の父・嘉納治五郎です。金栗は校内のマラソン大会で活躍し、オリンピック国内予選大会に参加すると、当時の世界記録を更新して優勝します。1911年のストックホルム・オリンピックで、日本人初の選手に選ばれました。

3度参加したオリンピックでは思うような結果を残せなかった金栗でしたが、その経験をバネに日本のマラソンを強くするという夢を抱きます。そして、選手を強化するために箱根駅伝を創設し、日本がオリンピックで活躍する基礎を築きました。

そんな金栗が生まれた和水町と学生時代や余生を過ごした玉名市では、金栗の生家や菊池川沿いにある高瀬船着場跡でのロケ撮影も行われました。撮影セットで明治時代の玉名の雰囲気を再現し、地元のエキストラも多数参加しています。

>>(次ページ)古墳の集中する玉名地域
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