くらし
2019/02/21

オオカミを神様として祭る秩父の三峯神社は人気のパワースポット

オオカミを信仰していた日本

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
パワースポットやお守り人気の一方で、あまり知られていない三峯神社のもう一つの顔があります。それが犬神信仰です。秩父山地にある三峯神社周辺には、古くからニホンオオカミを「お犬様」として信仰の対象にしていた神社が多数存在しています。犬神信仰は、神社で祭られる神々のお使いとして働くことから「ご眷属(けんぞく)信仰」とも呼ばれています。

オオカミを信仰するようになったのは、日本の稲作文化と深い関係があります。昔の人々は、イノシシやシカといった農作物の害獣を山犬とも呼ばれたオオカミに追い払ってもらおうと考えました。また、オオカミは火を見ると吠える習性があるとされたため、火事の多かった江戸の人たちの火伏せ信仰が加わり、関東の霊山では年ごとにオオカミの御札を貸し出すしくみが生まれました。

三峯神社では、狛犬の代わりにオオカミ像が出迎えてくれます。神の使いであるオオカミを一年間家に拝借する「御眷属拝借」という風習も脈々と受け継がれており、お犬様をモチーフにした絵馬も販売されています。

秩父の山深いパワースポットで癒し体験をしよう

ヤマトタケルノミコトから始まり、およそ1900年もの歴史を持つ三峯神社。人気急上昇で大渋滞にまで発展するパワースポットであるとともに、全国的に珍しいオオカミを信仰する一面も持っています。大自然に包まれた秩父の古社に出掛けて、ストレスを洗い流してみてはいかがでしょうか。


このコラムは2019年1月時点の情報をもとに制作したものであり、現時点において最新の情報ではない場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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