くらし
2019/01/07

滋賀の地元民もお勧めするご利益あふれる初詣スポット4選

滋賀の日吉大社(写真=PIXTA)
滋賀の日吉大社(写真=PIXTA)
滋賀は琵琶湖を中心として日本の原風景ともいえるのどかな景色が広がる、古くから開けた地域でした。県内には古代から大切に守られてきた特色のある神社がいくつもあり、パワースポットブームや漫画の聖地巡礼といった追い風を受けて全国から参拝客が訪れています。

今回は滋賀の有名な神社の中から4社を厳選してご紹介します。

滋賀の歴史と神社の特徴


滋賀はかつて近江(おうみ)と呼ばれていました。大津京という都が置かれ、琵琶湖をはじめとする滋賀の景色は、歴代の天皇や貴族、歌人たちが数多くの歌を詠み、万葉集や古今和歌集などに残されています。

また、奈良や京都に近く、古代から交通の要衝地として栄えた琵琶湖を擁するため、朝鮮半島から渡来人が多く移り住んだ場所でもあります。全国各地に広まった日枝(ひえ)神社などの総本宮である日吉大社(ひよしたいしゃ)や多賀大社(たがたいしゃ:多賀神社の総本社)など、日本神話の神々を祭る古く由緒ある神社が集まっているのも特徴です。

このように滋賀の神社は、古代から政治、経済、交通の要衝地だったことも手伝って多くの人々に親しまれ、日本文化を語る上で欠かせない魅力がたくさん詰まっているのです。

初詣で出かけたい滋賀の神社4選


ここからは、滋賀の特色ある神社の中から初詣におすすめのスポットを4つご紹介します。

・お猿さんでおなじみの日吉大社
平安京の鬼門を守る神社で、比叡山延暦寺とともに天台宗を守護する神として大切にされてきた大津市の古社です。比叡山の麓にあって、その歴史は約2100年前までさかのぼります。全国にある日吉神社や日枝神社、山王(さんのう)神社の総本宮でもあります。

日吉大社の境内には40もの社(やしろ)があります。中心となる神様は東本宮の大山咋神(おおやまくいのかみ)と西本宮の大己貴神(おおなむちのかみ)で、凶方角の方除け(かたよけ)や厄除けのご利益がある神社です。2015年の初詣の参拝者数は約10万人で毎年大賑わいとなっています。

境内の神猿舎では古くから、魔除けの象徴である神猿(まさる)さんが大切に飼育されています。「魔が去る」「勝る」といった縁起担ぎから、キュートなお猿さんのデザインの神猿守や神猿絵馬、神猿みくじが参拝者に人気です。

・「ちはやふる」で人気急上昇の近江神宮
大津京の跡地にある近江神宮は天智天皇を祭る古社です。漫画「ちはやふる」がアニメや映画でも大人気となり、その舞台として一躍有名になりました。百人一首かるたをはじめ、古代の水時計である漏刻(ろうこく)や流鏑馬(やぶさめ)ゆかりの神社としても有名です。

天智天皇は滋賀で地域発展の礎を築いた存在として敬われてきました。政治や経済の一新を図り、漏刻や和歌といった文化の奨励にも努めた功績から、時の守り神や道開きの神様として崇敬されています。

境内には全国的にも珍しい時計館宝物館があるほか、競技かるたの大会やかるた祭が定期的に開催されています。百人一首かるたがテーマの「ちはやふる」にちなんだおみくじが引けるなど、文化の香り高い神社で、初詣には約15万人が参拝します。

・イザナギとイザナミを祭る多賀大社
天照大神(あまてらすおおみかみ)をはじめ八百万(やおよろず)の神を産んだ、古事記に登場するイザナギとイザナミの夫婦神を祭っています。日本で初めての夫婦として、生命の源として、延命長寿や縁結びのご利益があると信じられています。

多賀大社のおみくじはとてもカラフルで、恋がテーマの和歌が印刷された恋みくじが人気です。境内に結ばれたたくさんのおみくじは赤、黄、紫と、色とりどりの景色を作り上げており、写真映え抜群です。

このほか、多賀大社から徒歩5分の老舗和菓子店・ひしやの糸切餅は要チェックです。店内では、米粉100%でできた赤と水色の3本のラインが目を引くお餅を三味線の弦で切っていきます。生命を司る神様を祭る多賀大社にあやかって、刃物ではなく糸で餅を切るようになったそうです。

>>(次ページ)初詣にはぜひ個性豊かな滋賀の神社へ
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