くらし
2018/11/28

とろける甘さで秋到来 伊勢・蓮台寺柿は美味な上に天然記念物?

蓮台寺柿は形にも特徴がある?

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

蓮台寺柿はその形にも特徴があり、表面はツルツルではなく放射状にデコボコとしています。市場に出回っている一般的な柿とは異なる形状で、見た目も個性的です。また、蓮台寺柿には種がないので、種を出すのが難しい子どもや年配者でも食べやすい品種です。蓮台寺柿を手に入れた時には、スーパーなどで売られている一般的な柿との違いをぜひ確かめてみてください。

味が気になる!蓮台寺柿の美味しい食べ方とは?

蓮台寺柿は渋柿なので、渋抜き後に出荷されます。渋抜き後の糖度は15%程度ととても高くなり、甘く食べやすくなるのが特徴です。しかし、二酸化炭素を使う脱渋処理はそれぞれの農家で行うため大量生産ができません。とろけるような甘さが味わえる渋抜き後の蓮台寺柿は、とても貴重なものです。渋抜き後の蓮台寺柿はそのまま食べるだけでなく、凍らせてシャーベット状にしても美味しく味わえます。甘みが強いため、食べ方を工夫してスイーツとしても楽しめます。

この柿は、渋柿らしく干し柿として食べるのもおすすめです。通常の干し柿は実を丸干して作りますが、蓮台寺柿は大きいため1つの柿をいくつかに切ってから干します。この工程でできた干し柿は「ひなたやけ」と呼ばれます。干して一口大になったひなたやけは独特の甘みを持ち、一般的な渋柿とは異なり、ドライフルーツそのものです。干したものをそのまま食べるのはもとより、ヨーグルトと合わせたり、天ぷらにして食べたりするのもおすすめです。干し柿にすると食物繊維や栄養が高くなることもうれしいポイントです。

蓮台寺柿はどこで手に入るの?

蓮台寺柿は伊勢市周辺でしか栽培されていません。また、収穫量も少ないため、簡単に購入できるのは三重県内のスーパーなどに限られてしまいます。しかし、近年では遠方の人にも蓮台寺柿のおいしさを広めるために、通信販売や三重県のアンテナショップでも旬の時期だけ販売しています。通信販売では「ひなたやけ」だけではなく、渋抜きをした蓮台寺柿も購入可能です。

伝統がある果物でありながら、シャーベットやドライフルーツとしても楽しむことができる蓮台寺柿。機会があれば伊勢を訪れて、もしくは通信販売で購入して味わってみてはいかがでしょうか。


このコラムは2018年10月時点の情報をもとに制作したものであり、現時点において最新の情報ではない場合がありますので、あらかじめご了承ください。
 
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