くらし
2018/11/28

とろける甘さで秋到来 伊勢・蓮台寺柿は美味な上に天然記念物?

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
秋は果物の収穫の季節です。梨やブドウ、ミカンなど、スーパーや青果店でも多くの種類の果物に出会うことができます。柿は生で食べることができる甘柿や、干してから食べる渋柿と、品種によって食べ方が異なる珍しい果物です。

日本全国にはさまざまな種類の柿がありますが、今回はとても貴重な伊勢の蓮台寺柿にスポットを当てて見ていきます。市の天然記念物にも指定されているこの珍しい柿には、どのような特徴があるのでしょうか。

天然記念物に指定された柿・蓮台寺柿とは?

蓮台寺柿の歴史は古く、1,200年ほど前に弘法大師が広めたとされています。その名前は伊勢市に古くよりあった「蓮台寺」の近くで収穫されていたことに由来しています。蓮台寺は現存していませんが、柿の名前はそのまま残りました。

農作物としては約350年前から栽培されており、9月から10月にかけ収穫される三重県伊勢市の特産物として有名です。1958年には市の天然記念物にも指定されました。蓮台寺柿は現在に至るまで品種改良されておらず、樹木は害虫や病気に対抗できません。そのためか伊勢周辺以外での栽培は広まらず、今では生産者は54軒、19ヘクタールほどの土地でのみ栽培されています。蓮台寺柿は、とても希少価値が高い果物であることが分かります。

また、蓮台寺柿は渋柿であるため収穫したままの状態では食べることができません。渋抜きをするか干し柿にしてから食べます。

>>(次ページ)蓮台寺柿は形にも特徴がある?
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