くらし
2018/10/16

インバウンドの旅行開発!盆踊りやマタギ体験トレッキングで秋田文化体験

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
今、観光・旅行業界から注目されているのが秋田県羽後町です。秋田の豊かな自然と文化を活用した外国人向けの短期留学や体験型旅行が、インバウンドとして人気を集めています。そしてその中心にあるのが、2014年に創業した旅行企画会社「トラベルデザイン」です。

同社は、歴史のある盆踊りでの地元の人たちとの交流や、マタギの案内で巡る山歩き、かまくら作りなど、ここでしか味わえない体験型ツアーを催行しています。

ベンチャー企業として秋田の観光資源の発掘に力を入れ、海外から秋田の山里へと観光客を呼び込むことに成功した同社。その苦労や秘訣、今後の展開などをご紹介します。

外国人観光客を呼び込むために立ち上がるベンチャー企業

秋田県南部の内陸に位置する羽後町には、のんびりと気持ちが癒される山里が広がっています。田代明通山にある刈女木(がりめぎ)湿原は、秋田県自然環境保全地域に指定されており、貴重な湿原植物であるザゼンソウやミツガシワといった花が咲きます。

しかし秋田は東北地方の中でも交通アクセスがやや不便なエリアであるため、外国人旅行者数は伸び悩んでいるのが実情です。訪日観光客が2,000万人を超えた2016年、東北全体では約64万1,000人となり過去最高を記録したものの、秋田県はワースト1位の約5万7,000人にとどまりました。これは18万1,000人でトップの青森県の3分の1にも満たない数字です。

2016年3月、北海道新幹線の開通によって青森の観光が注目される中、隣県である秋田まで観光客を呼び込むことが大きな課題となっていました。そこで立ち上がったのが、ベンチャー企業として旅行企画を行っている「トラベルデザイン」です。

同社の立ち上げの経緯を説明しましょう。須崎裕社長が東京のホテルで働いていた時に日本の昔ながらの美しさを感じたい、ジブリ映画に実際に出てくるような風景を日本で見たいという声が多いことに気づきました。そこで、里山風景のある秋田の国際教養大学に社会人留学を行い、そこで外国人留学生に対して日本の文化を体験するイベントを開いたところ、好評だったことが創業のきっかけです。同社は須藤社長をはじめとした移住者が客観的に秋田の良さを見て、それを旅行資源に変え、ユニークなツアーを計画しています。

>>(次ページ)日本の原風景を味わえる体験型ツアー
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