くらし
2018/08/13

「松本で美しく生きる。」健康で長く生きられる人生を

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
厚生労働省の「平成28年簡易生命表」によれば、日本人の平均寿命は男性が80.98歳、女性は87.14歳。世界でもトップクラスの長寿国日本において、この先、「高齢者とどう向き合っていくのか」が大きな課題となっていくことは明白です。

このような背景がある中で、長野県松本市では、2013年に「健康寿命延伸都市」を宣言し、市民の健康寿命を伸ばすことに注力してきました。市民が健康で幸せに暮らすために、その他の自治体に先駆けて松本市が行ってきたさまざまな取り組みを紹介します。

健康寿命とは

健康寿命とは、介護を必要とせず、健康で自立した生活を送ることができる期間のことをいいます。例えば、平均寿命は変わらず健康寿命が短くなったときには、寝たきりや認知症による要介護状態の期間が長くなっていることを示します。

国または地方自治体は、市民の健康寿命が短くなれば、医療や介護の分野に多くの予算を割くこととなるでしょう。出生率も上昇せず、若い世代が減少するとともに税収も落ち込むことが分かっている中で、「健康寿命の延伸」は大きな意味を持っています。

ヘルスケアで雇用創出を目指す

松本市が掲げる「美しく生きる。健康寿命延伸都市・松本」が推進するのは、健康を核として経済、産業、観光、教育、環境、都市基盤といったさまざまな分野を連携させ、経済を発展させていくことです。生まれてから亡くなる最期の時まで、「美しく生きる」ために、健康・医療産業を創出し雇用を促進。

「松本ならでは」の魅力を発信しながら観光戦略をすすめ、移住、企業誘致、女性や若者をターゲットとした新しい働き方を推進していきます。これにより、超少子高齢化に伴う税収の減少を見込んだ新たなビジネスモデル・産業を生み出すことができます。さらに、若い世代が働ける地盤を作ることで、人口流出を防ぐ効果も期待できるでしょう。

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