くらし
2018/06/22

日本書紀にも登場!?日本三古湯で叶える神秘的な旅

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
癒しを求める旅の定番といえば、温泉でしょう。火山列島の日本には全国各地に温泉郷があり、古来より時の権力者から一般庶民まで、多くの人々に親しまれ続けています。

そのなかでも、最も古い歴史をもち、今もなお魅力的な温泉地として知られているのが、日本三古湯の有馬温泉、道後温泉、白浜温泉の3つです。ここでは、その3つの温泉の歴史や特徴、その楽しみ方について紹介します。

有馬温泉(兵庫県神戸市)

六甲山にある有馬温泉は、はるか昔より自然と湧き出す温泉で多くの人を虜にしてきました。ここだけで泉質の異なる2つの温泉が楽しめるのも特徴です。

・歴史
神話の時代、3羽のカラスがこの地の水たまりで傷を癒していました。その水たまりこそ有馬温泉であり、発見したのは大已貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)であったと伝えられています。

日本書紀にも名前が残され、豊臣秀吉が愛した温泉として有名です。江戸時代には庶民が観光に訪れるようになりますが、それまでは天皇、皇族、大名といった地位の高いものしか利用できませんでした。現在では大阪や神戸に近く交通の便も良いことから、宿泊だけではなく日帰り温泉も人気です。

・楽しみ方
散策していると、温泉街ならではのレトロな空間の中に和モダンなカフェや雑貨店を見かけることができます。人気なのは、カメ印の温泉水入り美肌石鹸。 市営温泉の「金の湯」の前には無料の足湯もありますから、歩き疲れたらひとやすみしましょう。

有馬温泉では、鉄分が豊富に含まれ赤茶けた色をした「金泉」と、透明な炭酸泉の「銀泉」、2種類の温泉を楽しむことができます。温泉をはしごして複数の宿でそれぞれのお湯を楽しんでみてください。

道後温泉(愛媛県松山市)

3,000年の歴史があるといわれる道後温泉にも、神話の時代の逸話が残されています。今ではSNSで人気を博す温泉の1つです。

・歴史
国づくりのために伊予に来た神、少彦名命(すくなひこなのみこと)が重病に倒れ、病を治すために利用した湧き湯が道後温泉の始まりと言い伝えられています。

有馬温泉と同じく、古くは皇族など一部の限られた人々が利用していましたが、江戸時代になると松山藩主が温泉経営に乗り出し、多くの庶民も温泉を楽しむようになりました。その後、文豪夏目漱石も訪れていることから、道後温泉には夏目漱石ゆかりのものが多く残されています。

・楽しみ方
定番は、駅から道後温泉本館までに続くハイカラ通りの散策です。レトロな商店街は一歩足を踏み入れるとその独特の雰囲気が旅の気分を盛り上げてくれるでしょう。

道後温泉で迎える夜、グルメを堪能すべく是非行っておきたいのがビアレストランの「道後麦酒館」。「漱石ビール」を飲んでほろ酔い気分になった後は、道後温泉本館のライトアップされた姿を撮影しておきましょう。

>>(次ページ)白浜温泉(和歌山県白浜町)
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