くらし
2018/06/19

モフモフ癒される秋田犬に会いに「犬っこまつり」へ行こう!

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
ふわふわの毛並みに巻かれた尾、愛らしい姿で人気の秋田犬の故郷では、秋田犬を存分に堪能できる「犬っこまつり」が行われています。

この犬っこまつり、愛犬を連れていけると県外の観光客からも大人気。実は秋田では、秋田犬を観光事業の柱とする「秋田犬ツーリズム」も行われているのです。ここでは、秋田のマスコット的存在である秋田犬を活用した観光事業について紹介します。

いまでも受け継がれる伝統「犬っこまつり」

約400年続いている犬っこまつりは、湯沢地方で受け継がれている大切な民俗行事です。犬っこまつりは、湯沢地方で恐れられていた大盗賊「白討(はくとう)」の討伐に由来します。

その昔、白昼から人家を襲う恐ろしい盗賊を湯沢地方の殿様が退治しました。その後に「魔除け」として、旧正月には米で作った犬や鶴亀を窓や玄関に飾って祈願するようになったのが、犬っこまつりの起源とされています。

その後、この祈願は形を変え、子どもたちが雪で作ったお堂に犬の像や供物を供え、夜遅くまで遊ぶようになったといいます。

そして現在、犬っこまつりはさらに形を変えて、より楽しいイベントになりました。大きなお堂や犬の像を雪で作り、2日間に渡りさまざまなイベントが催されます。期間中には大人の雪上運動会やワンちゃん雪像コンクール、開放された酒蔵へのシャトルバスも用意。まつりには愛犬も一緒に参加できることから、県内外問わず秋田犬オーナーが訪れて賑わいます。

あまり知られていない「秋田犬ツーリズム」とは

秋田犬は忠犬ハチ公の影響もあり、海外での人気も高く、かつてはロシアのプーチン大統領へ贈られた秋田犬の「ゆめ」が話題となりました。また、2018年には平昌五輪のフィギュアスケート金メダリスト、アリーナ・ザギトワ選手に秋田犬の「MASARU(まさる)」が秋田犬保存会より贈呈されることとなり、その愛らしい姿から一躍脚光を浴びました。

このように、海外でも知名度の高い秋田犬を観光に盛り込もうと生まれたのが秋田犬ツーリズムです。秋田犬ツーリズムは、インバウンドを含めた観光誘客拡大を目的に始められた取り組みです。2016年4月に大館市、北秋田市、小坂町が連携し設立された「一般社団法人秋田犬ツーリズム」が中心となって、観光客向けのPR活動を行っています。

この秋田犬ツーリズムが行ったPRで話題となったのが、秋田犬アイドル「MOFU MOFU☆DOGS」によるミュージックビデオです。2016年10月にYouTubeで公開され、2018年5月現在で再生回数は127万回を超えています。

このミュージックビデオはアジアで大きな反響を呼び、本PRプロジェクトは2017年PRアワード・アジア2017にて2部門で受賞。日本・韓国エリアで実施されたPRキャンペーン金賞、アジア地域の官公庁が実施したPRキャンペーン銅賞と高く評価され、狙い通り海外に向けて秋田県の認知度を上げました。

>>(次ページ)秋田における観光誘客の課題とこれから
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