くらし
2018/06/13

スタイリッシュに生まれ変わった福島の伝統工芸

小物で親しむ会津木綿

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

地縞が美しい会津木綿は、その丈夫さと保温性・吸汗性から、使い勝手のいい日常着として古くから親しまれてきました。寒暖の差が激しい会津の地で会津木綿の着物やモンペは重宝し、濃淡をつけた藍色の縞柄は会津人にとってなくてはならないものだったのです。

着物やモンペをあまり着ることがなくなった現代で、会津木綿の品質の良さをより広めようと取り組んでいる団体の一つが「IIE Lab.(イーラボ)」です。IIE Lab.では会津木綿を利用したストールをはじめ、お弁当箱入れなどに使えるあずま袋、ハンカチとしてずっと使えるご祝儀袋など、日常に寄り添う商品を企画製作しています。

また現存しているたった2軒の会津木綿工場の一つである「原山織物工場」の事業を継承した「はらっぱ」では、毎日使いたいエプロンドレスが人気です。完全受注生産で生地の柄を指定できるため、自分だけの特別な一枚を手に入れることができます。自分で会津木綿のアイテムを作りたいという人には、会津木綿の反物の販売も行っています。

伝統工芸といえば、歴史はあるもののその重みから若い人から敬遠されてしまいがちな部分も否めません。しかし、伝統を生かしつつ時代に合った変化を加えていくことで、次の世代へと受け継がれていくのです。福島で昔から愛されてきた伝統工芸たちも、今回紹介したように少しずつ形を変えながら、今後もその思いや技術が継承されるのではないでしょうか。
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