くらし
2018/05/01

「愛知は派手婚」って本当?結婚にまつわるアレコレ

(写真=Kanuman/Shutterstock.com)
(写真=Kanuman/Shutterstock.com)
「嫁をもらうのであれば名古屋から」「名古屋で3人の娘がいる家庭は家が傾く」などの言葉があるほど、結婚=派手だと思われている愛知。現代の実情はどうなのか、結婚に関するさまざまな観点から他の地域と比較しながら見ていきましょう。

イメージと違う?愛知の結婚式と結納

愛知の披露宴には、会場の豪華絢爛な装飾をはじめ、招待する人数が多めでお色直しを2~3回行うなどの特徴が見られます。ゆえに盛大かつ豪華な印象を持たれがちですが、結婚式・披露宴にかける金額の平均は約300万円前後で全国平均とほぼ同等のようです。派手婚のイメージから想像できない結果の要因としては、披露宴全体にお金をかけて豪華にするのではなく、特に煌びやかに見せたい部分に費用をかけるという、メリハリを意識したカップルが増えてきていることがあげられます。

引き出物に関しても、以前はサイズが大きく持ち運びに苦労するような重いものが好まれていました。しかし、近年では持ち帰りやすさと相手が喜ぶかどうかを基準として選ぶ傾向にあり、時には引き出物を郵送することもあるようです。

また、結納で取り交わされる結納品も独特です。愛知では反物を切断することなく宝船・鯛・樽などの縁起物をモチーフにした豪華な呉服細工を贈ります。加えて、ご先祖様に対して線香を贈る風習も残っているそうです。

さらに派手だといわれてきた愛知でも、現在では結納自体をしない、または略式結納を行うといったカップルが増加傾向にあります。呉服細工を贈る人も年々減少しており、若い人々の間ではあまり浸透していないそうです。

愛知では花嫁道具をお披露目する!?

次に紹介するのは輿入れの際に必要となる花嫁道具です。愛知には、この花嫁道具にまつわる少し変わった伝統があります。

まずは花嫁道具の運搬方法です。一般的なトラックではなく、紅白幕で飾り付けた通称「嫁入りトラック」に載せて運びます。外からでも花嫁道具が見えるようガラス張りにしたトラックや、松竹・鶴と亀など縁起物をあしらったトラックを用いることもあるそうです。なお、バックは出戻りを連想させることから、花嫁道具の運搬時はバック禁止なのだとか。もし狭い道路を走行中に対向車が来てしまった場合には、相手にご祝儀を手渡して道を譲ってもらうこともあるようです。

さらに、花嫁道具が最初に運び込まれるのは夫婦の新居ではなく新婦方の実家です。運んだ花嫁道具を実家の中に飾り、近所や親戚にお披露目するためです。これには、豪華で立派な家具を用意したことを周囲に自慢するという意味が込められています。

現代でも嫁入りトラックの風習は残っていますがその数は減少傾向にあり、トラック自体を使わない人も年々増えてきています。ガラス張りトラックにいたっては、残念ながらほとんど見かけることがなくなってしまいました。

>>(次ページ)今日まで続く愛知の風習
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