くらし
2018/01/22

朝市の前にひとっ風呂!八戸の朝は銭湯から始まる

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
お風呂好きが多く、「人口10万人辺りの公衆浴場数」において全国トップとなった青森。とりわけ八戸では朝早くから営業している銭湯が多く、毎朝訪れる常連も少なくありません。そんな八戸では多数の朝市が開かれており、生鮮食品や雑貨、日用品などを購入していく地元の人々や観光客でいつもにぎわっています。今回はお風呂と朝市、“八戸の朝”を代表する2つの文化に迫ります。
 

八戸市民に古くから親しまれている朝市


いくつもの朝市が開かれている八戸市でも、特に有名なのが「館鼻岸壁朝市」と「陸奥湊駅前朝市」です。

2004年に館鼻岸壁へ移転した館鼻岸壁朝市は、八戸市新湊にて毎週日曜日に開催されています。全国でも最大規模を誇る朝市で、およそ800メートルの間に300超の屋台が並んでいます。来場客数は毎週1万人以上で、夜が明ける前から訪れる人も多く、営業開始前からすでににぎわいを見せています。

魚介や野菜、果物といった新鮮な食材から、揚げ物・雑貨・骨董品までバラエティに富んだ商品を販売している盛りだくさんの朝市です。焼き立てのパンや八戸を含む青森南部のB級グルメ、アメリカ料理といった国内外のグルメも購入でき、屋台近くのイートインスペースに座って朝食を楽しむのも朝市の醍醐味です。

一方、平日開催の陸奥湊駅前朝市は、戦後より長らく「八戸の台所」として多くの人々に愛され続けてきました。地元の方言が至るところで飛び交う朝市にはおよそ100店が参加しており、観光客や八戸市民などでいつも賑わっています。朝市を代表する逸品は朝6時から味わえる「八戸市営魚菜小売市場」の「朝めし」です。

市場に並んだ新鮮な魚介のお刺身や惣菜から好きなものを選択し、カウンターで購入したご飯とみそ汁を合わせて完成する人気の朝食です。ヒラメやマグロ、ウニなどの食材はもちろん、みそ汁も毎日違う種類がラインナップされ、いつ来ても飽きずに楽しめるのが魅力です。ご飯の上にヒラメと卵黄をのせた「みなと食堂」の名物メニュー「平目漬け丼」も朝6時から味わえます。
 

人々の心と体を癒してきた銭湯

 
(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
朝早くから営業しているところも多い八戸の銭湯は、それぞれに個性を持っています。お気に入りの銭湯を見つけて通うもよし、その日の気分で訪れる銭湯を変えるもよし。ついつい毎日訪れたくなる、魅力的な銭湯をいくつか紹介します。

朝5時から営業している「ニュー朝日湯」は、大浴槽だけでなく半身浴コーナー、サウナなども充実している銭湯です。遠赤外線の力でデトックスできるブラックシリカ製の「座る岩盤浴」もあり、仕事前に立ち寄る地元の人もいます。

昭和の懐かしさが感じられる銭湯は「卵湯」と「柳湯」です。5時10分ごろから利用できる卵湯では、切り傷や冷え性に効能があるとされるナトリウム-塩化物温泉が人気です。利用者の中には身体の痛みに効くという人もいるようです。富士山が壁に描かれている「柳湯」は6時から営業しており、疲労回復に効能のあるお風呂もあり、子どもから大人まで親しまれている施設です。

昭和の初めに開業した「双葉湯」は朝市や漁港に近く、全国の漁師さんたちも訪れるという銭湯です。丁度良い湯加減の温泉が疲労を回復してくれます。

疲労回復だけでなく二日酔いも改善できる「酸素カプセル」を備えた「湯~トピア小中野」、湯冷めしない薬湯のある「バイタル温泉柏崎」など、その他の銭湯も魅力的です。八戸の銭湯は以前から漁師さんをはじめ、多くの人々に癒しを与え続けてきた大切な存在といえるでしょう。

>>(次ページ)乗り合いタクシーツアーで八戸の朝を満喫

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