くらし
2017/11/30

『佐賀のがばいばあちゃん』の“がばい”の意味は?佐賀弁を紹介

「佐賀といえば?」と聞かれたとき、あなたは何を思い浮かべますか?

佐賀は九州の中でも突出したものが少なく、2017年のブランド総合研究所による魅力度都道府県ランキングでは47都道府県中45位という結果でした。

そんな佐賀が、県全体の知名度を上げるために着目したもの、それは「方言」です。他県民には理解されない「佐賀弁あるある」や、公開されるや否や話題となった「佐賀弁ラジオ体操」を紹介します。

「がばい」の意味を改めて考える

まずは佐賀弁の代表のようにもなっている、2006年に大ヒットした映画「佐賀のがばいばあちゃん」。このタイトルについて考えてみましょう。人気を博したこの映画のタイトルの一部である「がばい」は、翌年の流行語大賞にもノミネートされ、日本全国に浸透した佐賀弁の一つです。

しかし、この「がばいばあちゃん」というネーミングに納得がいかない佐賀県民も多いことをご存じでしょうか。映画のタイトルでは「佐賀の『すごい』おばあちゃん」という意味で使用されていますが、そもそもがばいとは「とても」という意味の副詞です。

つまり、このタイトルでは「佐賀の『とても』おばあちゃん」という意味になってしまい、本来の佐賀弁にはそぐわないのです。正しい佐賀弁に直すのであれば、「佐賀の『がばいすごか』ばあちゃん」になります。細かいことですが、この映画のタイトルを気にしてしまうのも佐賀県民から見た「佐賀弁あるある」の一つです。

思わず聞き返してしまう佐賀弁あるある

ここからは、思わず「あるある!」と言ってしまいそうな、佐賀県民にとっては馴染み深く他県民にはわからない、「本場の佐賀弁」を紹介します。

・ なんばしよっと?
博多弁では「なんしよーと?」、標準語では「何をしているの?」という意味の佐賀弁です。佐賀弁はとにかく促音、つまり小さい「っ」が多く、同じ九州の博多地区と比べても言葉に勢いを感じます。この独特の促音と言い回しは「女性が言うとかわいい」とのことで、他県民の男性に大人気なのだそう。

・ ぬっか
標準語では「暑い」または「熱い」を意味する佐賀弁です。「暑いですね」を佐賀県民が言うと「ぬっかたなー」となります。他県民には通用しない佐賀弁の一つです。

・ はらかく
佐賀県民は怒ると「はらかいた!」と言いますが、これの元となる佐賀弁は「はらかく」。すぐ怒る人は「はらかきべっとー」と呼ばれます。

文字にするととてもかわいらしく、本当に怒っているのか疑問に感じます。しかし佐賀弁は他県民から「怒っていなくても怒っているように聞こえる」と、ある意味評判の方言ですから、これを本場の佐賀県民が言うととても迫力があります。

>>(次ページ)県をあげての猛プッシュ「佐賀弁ラジオ体操第一」とは?
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