くらし
2017/10/26

「母になるなら」どこに住む?子育て支援で大幅人口増の千葉県流山市

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
都心への人口流出、高齢化による人口減少に多くの地方都市が頭を抱える中で、驚くべき人口増加を実現したのが千葉県流山市です。同市では、行政としては革新的なマーケティングを行い子育てしやすい街をアピール、働き盛りの30代を中心に移住促進を続けてきました。

その異例ともいえる「移住のためのマーケティング」が大きく成功し、2005年には15万人だった人口は毎年2,000~5,000人増加、2009年に16万人を突破し2017年4月の時点で18万人を超えています。

流山市はどのようにして人口増加を成功させたのか、そして思わぬ人口急増で見えた今後の課題について見ていきましょう。

つくばエクスプレスを中心とした流山市の移住促進

2005年8月24日、「つくばエクスプレス」の開業により、最短20分の距離で都心と繋がった千葉県流山市は、「都心から一番近い森のまち」として子育て世代を誘致すべく、子育て、教育、住環境整備を進めていました。

「つくばエクスプレス」開業前の2004年4月、自治体では珍しいマーケティング課を設置、担当者には一部民間経験者を採用しました。2010年4月にはシティセールス室も設置され、翌年に策定されたシティセールスプランにより流山市は都心の共働き世代に向け強烈なアプローチを開始します。

その結果、2007年から2017年の10年間で人口は約2万6,000人増加、特に30~40代が急増していることから、共働き世代の移住が市の狙い通りに進んだことがわかります。

自治体発信とは思えぬ大胆な広告戦略

大きな成果を上げた流山市の「マーケティング課」では、常勤5人と非常勤1人の6人体制で業務を行っています。常勤のうち「民間経験者は3人」、しかもマーケティング課長やシティセールス専任職員は外部から公募するという、徹底した「広告活動体制」を作っているのが特徴です。

これは民間経験者である井崎義治市長が打ち出したもので、井崎市長によるマーケティング活動は、各種メディアに成功例として取り上げられています。

特に話題となったのが「母になるなら、流山市」というフレーズのポスターです。これは都内の主要駅である銀座や表参道に掲出、多くの移住ターゲット層の目にとまりました。

さらに各種媒体にて流山市の子育て支援策をアピール、SNSなどウェブサイトも利用し積極的な情報の発信に努めています。  

<PR>京葉銀行でANAマイルを貯めよう|口座開設で300マイルプレゼント

>>(次ページ)働く女性が「母になるなら」流山市? 流山市で行われている子育て支援とは?
 
1 2
Page 1 of 2
PREV 続々登場するユニーク美術館!いま、東京のアートが楽しい
NEXT 千葉県柏市の「柏の葉スマートシティ」が目指す未来の街づくり

関連記事

公式Twitterアカウント