くらし
2017/09/29

シャッター通りから若者で活気づく街へ!オトナ女子も注目の「三津浜商店街」

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

愛媛県松山市の三津浜といえば、昔から漁業が盛んな港町です。かつては松山の玄関口として賑わい栄えていましたが、時代の移り変わりとともに人の流れも変わり、すっかり人通りの少ない町になってしまいました。

ところが、この町にある三津浜商店街は昨今、素敵なお店が集まるスポットとしてSNSなどでも話題となっています。三津浜は、オトナ女子に注目されるおしゃれな街へと変わりつつあるのです。

再生のカギは築100年以上の伝統建築の町並み

三津浜商店街は、伊予鉄道三津駅の西側一帯に広がる商店街です。このエリアには江戸時代から昭和初期にかけて造られた建物が数多く残り、路地を歩くと昔ながらの土間や中庭のある町家造りの家や、異国情緒漂う昭和レトロな建物などを目にすることができます。

この三津浜ならではの風情ある町並みを生かして地域の活性化を図ろうと、2013年4月、松山市は「三津浜地区にぎわい創出事業」を始動しました。この事業の委託を受けたコトラボ合同会社(横浜市)は、町づくり活動の支援や賑わいづくりの拠点となる「ミツハマル」を三津浜商店街内に開設したのです。

「三津」に「ハマる」という意味の造語から名付けられたこの場所では、空き家相談をはじめ、地域資源を活用したイベントの企画運営、特産品の販売ショップ運営、さまざまなジャンルのクリエイターを招いての展示・販売・講演など、幅広い取組みが行われています。

空き家にイノベーションを起こす「三津浜町家バンク」

中でも注目すべき取組みが「三津浜町家バンク」です。

空き家や古民家などの情報を収集してミツハマルのウェブサイト(http://www.mitsuhamaru.com/)で物件情報を公開することにより、古い家での暮らしやお店を始めたいと思っている人と、空き家をどうにかしたいと思っている家主とのマッチングを図っています。

この町家バンクを利用して、2013年度から2016年度までの4年間で15人が三津浜に移り住みました。そして、移住者らが商店街の空き店舗を活用してワインバー、アウトドアショップ、ラーメン店、革バック店、セレクトショップなどを次々と開業したことによって、寂れた街が再び活気付くようになったのです。三津浜商店街は、歴史を感じる町並みとおしゃれで個性的なお店が集うスポットとして、ゆったり休日を満喫したいオトナ女子や、写真好きのインスタ女子を中心に高い人気を集め、今では町内外から多くの人が訪れているそうです。

実際に、三津浜地区と対岸に位置する港山地区との間約80メートルを結ぶ渡し船「三津の渡し」の年間利用者数を比べると、2012年度が3万6,863人に対して2016年度は4万6,437人と、5年間で述べ9,574人の増加という結果になっています。

>>(次ページ)来訪必須!三津浜商店街で人気のスポット3選とは?

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