くらし
2019/08/21

江戸の粋を100%楽しもう!江戸三大祭りの魅力とは

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
東京で行われる神田祭・山王祭・深川八幡祭は「江戸三大祭り」と呼ばれています。これらの祭りは古くから行われており、江戸時代の頃から「神輿深川、山車神田、だだっ広いが山王様」といわれるほどでした。それぞれ、どのような由来がある祭りなのでしょうか。

江戸時代初期から行われていた「神田祭」

神田明神で行われる神田祭の起源については、記録や文書が残っていないため詳細が分かっていないそうです。現在のように大祭化されたのは、江戸時代前後といわれています。

1600年、神田明神は、上杉景勝との戦と関ヶ原の戦いの際に徳川家康から戦勝祈願を命じられ、毎日戦勝祈願をしていました。そして家康は神田祭の行われる9月15日に勝利し、天下統一の礎を築いたのです。これによって、神田明神には家康から社殿、神輿・祭器が贈られ、例年9月に神田祭を盛大に開催し続けることになったといわれています。

1600年代終盤の延宝の頃までは毎年行われていた神田祭ですが、その後は山王祭と隔年で行われるようになりました。そして現代にいたるまで神田祭は2年に一度の祭りとして続いています。なお、神田祭は以前までは9月に行われていましたが、現在は5月に開催されています。

現在の神田祭はインターネットでの神輿宮入の生中継なども行われるようになりました。2,000人もの人数で行われる祭礼行列は迫力もあり、見ごたえ抜群です。

日本三大祭りでもある「山王祭」

赤坂の日枝神社の山王祭は江戸三大祭りであると同時に、京都の祇園祭、大阪の天神祭と並び日本三大祭りの一つにも数えられる祭りです。この祭りも江戸時代からよく知られていました。江戸幕府三代将軍徳川家光が上覧拝礼して以来、歴代将軍たちも同じように拝礼してきたという歴史がある祭りです。そのため山王祭は「天下祭」とも呼ばれています。

例年6月に行われるこの祭りの見どころは、行事の一つとして行われる神幸祭です。東京都心を約300メートルもの祭礼行列が練り歩くさまは圧巻です。また日枝神社境内では江戸時代の伝統芸能、お茶やお花、邦楽などのイベントも見ることができます。

また、山王祭では子どもたちも参加できる「稚児行列」、奉納された子どもの絵を飾る「絵灯籠奉納」の行事も行われています。稚児行列も絵灯籠奉納も日枝神社の氏子だけでなく、一般の人も申し込めます。山王祭は老若男女問わず家族みんなで楽しめる祭りでもあるのです。

なお、神田祭でもご紹介した通り、山王祭は神田祭と隔年で行われています。

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