くらし
2019/08/20

五月雨をあつめて早し……芭蕉の旅した奥羽を往く!山形を旅する4つのコース

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
俳句といえば誰もが思い出すのが松尾芭蕉ではないでしょうか。教科書では有名な松尾芭蕉ですが、その人物像をよく知らない人も少なくないでしょう。芭蕉の旅したコースを巡って、その人となりに触れてみませんか。

芭蕉はどうしてみちのくや奥羽を旅したのか?

松尾芭蕉が門人の曾良(そら)を伴い、江戸からみちのくや奥羽に旅立ったのは1689年、46歳のことでした。この旅の中で詠んだ俳句を集めたのが『おくのほそ道』です。どうして芭蕉はみちのく、奥羽を旅することにしたのでしょう。

もともと、みちのくや奥羽の地は、和歌に多く詠まれる歌枕の地として有名でした。芭蕉はその歌枕の地を訪れて、自身の俳句の世界をさらに広げようとしていたようです。

芭蕉の足跡をたどってみたい。どのように巡ってみる?

山形には、実際に芭蕉が歩んだ旅の足跡をたどるモデルコースがいくつもあります。ここでは代表的な4つのコースを取り上げて紹介します。

有名な句を詠んだ立石寺を巡るコース

「閑さや岩にしみ入る蟬の声(しずかさや いわにしみいる せみのこえ)」。多くの人が知るこの句が詠まれた場所として有名なのが、山形の山寺・立石寺(りっしゃくじ)です。この立石寺を中心に巡るルートがあります。

まずは山形駅から車に乗り立石寺へ。俳句で詠まれた光景に思いをはせながら参拝しましょう。

立石寺から車で10分ほど行くと「眉掃きを俤にして紅粉の花(まゆはきを おもかげにして べにのはな)」の句が書かれた句碑があります。芭蕉は山形で見た紅花に感銘を受けてこの句を詠んだのです。

この句碑から、車で30分ほどの場所に松尾芭蕉像があり、そこからさらに20分ほど行くと最上川三難所に到着します。『おくのほそ道』で描かれた最上川三難所のスリル満点な様子を楽しみましょう。

最上川を見た後は、芭蕉と親交のあった出羽の豪商・鈴木清風と芭蕉に関する資料を集めた芭蕉・清風歴史資料館を訪れてみてください。

芭蕉・清風歴史資料館を後にして、芭蕉が参道を歩いた向川寺を巡り、大石田駅でゴールです。移動時間はトータルで約2時間半と手軽に巡ってみたい人向けのコースでもあります。

>>(次ページ)芭蕉上陸の地を巡るコース
1 2
Page 1 of 2
PREV 江戸の粋を100%楽しもう!江戸三大祭りの魅力とは
NEXT 絶景にグルメ……全国で人気のマラソン大会4選

詳しく見る