グルメ
2018/10/10

素材は全国各地!でも大阪スピリットが息づく「大阪産(もん)」

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
「食い倒れの街」として知られ、独自のグルメ文化を築いてきた大阪。そんな大阪らしいグルメの認知度を高めるために生まれたのが「大阪産(おおさかもん)」や「大阪産名品(おおさかもんめいひん)」と呼ばれる地元ブランドです。このブランドを名乗るためには、一定の基準を満たさなければいけません。一体どのような食品が名乗っているのでしょうか。今回はこれらのブランドを名乗れる基準、そして実際に販売されている食品をご紹介します。

大阪産とは一体何?どのようなものがなれるの?

大阪産とは、大阪で栽培された農産物や水揚げされた水産物とその加工品を指します。例えば、農産物では「水ナス」や「泉州キャベツ」、魚介類では「シラス」「マダコ」、畜産物では「なにわ黒牛」などがその代表です。

大阪産を名乗るためには、大阪府への申請と府からの認定が必要になります。農産物の場合は大阪府域で栽培・生産されるものに限られ、魚介類であれば大阪湾で漁獲されて同府内の港に水揚げされる魚介類が申請の対象となります。これらの要件を満たし、認定されて初めて名乗れる大阪産はまさに「大阪を代表する農林水産物」といえるでしょう。

おみやげにもピッタリ!「大阪産名品」とは?

実は、大阪の食品ブランドは、上記のような農林水産物に限られません。2010年からは加工食品も同様に、地元を代表するグルメとして「大阪産名品」を名乗れるようになりました。

大阪産名品と呼ばれるのは、大阪で長い間愛されてきた地元の名品です。しかし、大阪府内で生産される原料を使った食品に限られる大阪産と違い、大阪産名品に選ばれる基準はかなりユニークなものとなっています。大阪で生産された原料を使わずとも、大阪で長年培われてきた伝統と技術で作られた食品ならば、大阪産名品に認定されるのです。

大阪産名品に認定された加工食品は、お菓子やお茶、そして調味料やうどんのだしに至るまで多岐に渡っています。もし大阪みやげに迷ったら、大阪産名品の中から選んでみてはいかがでしょうか。次項では大阪産名品の中からいくつかをご紹介します。

喜ばれるおみやげの定番!大阪産名品のお菓子

大阪産名品には洋菓子や和菓子といったお菓子類もあり、大阪みやげに最適です。

●素朴な味で人気のあられ
甘いものよりも塩気のあるものが好きな人には株式会社井の一の「手焼きの香」がおすすめです。1935年の創業から続く伝承製法で作られた素焼き薄塩あられは、素朴であとを引く味として多くの人に愛されています。佐賀県産「ヒヨクモチ」を少量の塩と共について作った生地を一枚一枚丁寧に手焼きしています。エビ、ゴマ、青ノリの3色のあられは見た目も華やかです。

●大阪の歴史を感じるキャンディ
豊下製菓株式会社では、大阪産のイチゴやオレンジを使ってキャンディを製造しています。オレンジのキャンディは大正初期から作られている逸品。大阪のお菓子の歴史を感じられる品といっても過言ではありません。

●古くからの庶民の味を受け継ぐお汁粉
御菓子司亀屋茂廣(おんかしつかさかめやしげひろ)の「懐中志る古」は安倍晴明ゆかりの地である阿倍王子で親しまれている味です。ホタテの形の皮の中にあんが入っており、お湯を注ぐだけでお汁粉になるというお菓子です。「懐中」の名の通り持ち運びしやすく、愛らしい外見はおみやげとしても喜ばれること間違いないでしょう。

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