グルメ
2018/06/27

日本一の和牛!「宮崎牛」の知られざる魅力

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
宮崎は約25万頭の牛を飼育しており、その飼育数は北海道、鹿児島に次ぐ全国3位を誇ります。なかでも宮崎の肉牛は、松坂牛、近江牛、丹波牛など全国的なブランド牛の種牛としても利用され、2007年には地域団体商標「宮崎牛」として登録されています。今回は、「宮崎牛」の知られざる魅力に迫ります。

3大会連続の内閣総理大臣賞受賞

ひとくちに「宮崎牛」と言っても、宮崎産の肉牛がすべて「宮崎牛」を名乗れるわけではありません。「宮崎牛」に認定されるには、次の4つの条件を満たさなければならないのです。

1)生まれも育ちも宮崎であること
2)種別は黒毛和種であること
3)肉質等級が4等級以上であること
4)内種雄牛、もしくは家畜改良のため指定された種雄牛を一代祖にもつこと(2017年4月より追加された新条件)

ちなみに、肉質等級とは、公益社団法人日本食肉格付協会が定めた格付けのこと。その4等級以上は、「霜降り具合」、「肉質のしまりとキメ」、「肉の色沢」、「脂肪の色沢」の4項目すべてにおいて、5段階評価で4以上がつけられたことを指します。このことからも「宮崎牛」の品質の高さがわかるでしょう。

また、高品質だけではなく、安心・安全であることも、「宮崎牛」の特長です。というのも、JA宮崎経済連が、独自の「肉牛トレーサビリティシステム」を活用し、「肉牛がどこで産まれ、どこの誰が、どんな飼料を与えて育てたのか」の見える化を徹底しているためです。スーパーで並んでいる「宮崎牛」のパック肉にも10桁の「個体識別番号」が記載されているので、どなたでもJA宮崎経済連のホームページから生産履歴を確認できます。

このような努力の結果、「宮崎牛」は、5年ごとに開催される和牛のオリンピック「全国和牛能力共進会」において、3大会連続で内閣総理大臣賞を受賞しています(2007年、2012年、2017年)。これは、半世紀以上に及ぶ同共進会の歴史のなかでも、前人未踏の偉業です。「宮崎牛」は、名実ともに日本一の和牛ブランドと言えるでしょう。

多彩でオリジナリティあふれるPR活動

この「宮崎牛」ブランドを支えているのが、「より良き宮崎牛づくり対策協議会」という団体です。1986年4月に設立されたこの団体は、宮崎、JA宮崎経済連をはじめ33団体の会員で構成され、「宮崎牛」の生産から流通、消費拡大、PRなどのさまざまな活動に従事しています。

なかでも同協議会は「宮崎牛」のPR活動に力を入れており、各種イベントの開催はもちろんのこと、プロ野球やJリーグなどプロスポーツ事業へ「宮崎牛」を贈呈しています。特に、年6回開催される大相撲本場所には、「宮崎牛」1頭分を優勝賞品として贈呈しているので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

実は、11月29日は「いい肉の日」、毎月29日は「お肉の日」という記念日の制定も、同協議会のPR活動のひとつです。ほかにも、近年では会員団体のJA宮崎経済連が、17キロの「宮崎牛」で赤富士をつくったスペシャル・ムービーを公開したり、ハローキティとコラボレーションした「宮崎牛」のキャンペーンを行ったりと、独自のPR活動に取り組んでいます。

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