グルメ
2018/02/27

GUNMAのヘルシー「コンニャク」が世界の食を変える!

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

群馬の名産品といえば、真っ先にコンニャクを思い浮かべる人も多いでしょう。地味な食べ物というイメージですが、実は今、日本のコンニャクがヨーロッパを中心に海外から注目を集めています。

群馬が誇る食材を世界に広めるべく、県が行なっているブランド戦略。その重要なポストを担う、「コンニャク」を利用した取り組みについて紹介します。

世界に誇る群馬の食材

群馬全体の産業からみると、農林水産業は全体のわずか1.4%とかなり少ない割合です。しかしこのわずかな中に、全国生産量の9割以上を占めているコンニャクイモ、国内生産量2位のキャベツ、鍋料理に大人気の下仁田ねぎなど、他の都道府県から抜きん出る農産物が数多くあります。

これらを踏まえ群馬では、県の認知度を向上させるべく「群馬県農畜産物ブランド力強化基本戦略」を2016年に策定しました。ブランド和牛「上州和牛」やコンニャクイモから作られるしらたきをはじめ、群馬県内ですき焼きの材料が全て揃うことから「すき焼き応援県」としてPRを開始。11月29日を「ぐんま・すき焼きの日」と定めるなど、県の特性を生かした独自の取り組みを行っています。

さらに、県産農畜産物のブランド化を考える女子会「ひめラボ」を設立し、商品企画、開発、広告PRとあらゆる方面から群馬のブランディングを行ってきました。

コンニャクが海外から注目を集めた理由

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

「上州和牛」はヨーロッパ圏ですでに人気の食材ですが、和牛はいまや世界的ブームであり、独自性やインパクトには欠けます。そのため、「GUNMA」というひとつのブランドを確立させるにあたり、国外ではまだ知名度の低い「コンニャク」にスポットが当てられました。

県のPRにコンニャクが利用できる、その手応えを感じたのは2015年。ブランド力強化基本戦略を策定する1年前のことです。

この年に開催された「ミラノ国際博覧会」の日本館内イベントにおいて、群馬の食をPRするため、県内産農畜産物を使用したスペシャルメニューを提供しました。そのひとつにあったのがコンニャクをパスタ「タリアテッレ」に見立てたヘルシーメニューです。

欧米各国では国民の肥満が問題となっていますが、特にヨーロッパ圏の主食であるパスタをヘルシーに変えてしまうコンニャクの登場は当時、現地でも大きな話題を呼びました。

コンニャクは日本独自の食材であることに加え、独特の風味と食感を持つため海外進出はハードルが高いと考えられていました。しかし、「その国の食文化に合わせてメニューを作る」という群馬の取り組みは、狙い通り大成功を収めたのです。

>>(次ページ)群馬の次なる戦略は?

 

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