グルメ
2019/05/29

昭和世代のあこがれ、あの神戸2大スイーツブランドのルーツはロシアとドイツ

ユーハイムはドイツ人によって青島で発祥、神戸で発展

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
モロゾフと同じく神戸が発祥のユーハイムは、創始者であるドイツ人のカール・ユーハイムの姓に由来します。

1909年、当時ドイツが租借していた中国の青島(チンタオ)にて、カール・ユーハイムがジータス&プランベックの経営する菓子店を譲り受けて独立したのが始まりです。そのとき、ドイツからやって来たカールは若干23歳でした。

忙しい菓子店経営の中で、ドイツに一時帰国していたカールは妻となるエリーゼと出会い、再び青島に戻ったものの、不運にも青島は、第一次世界大戦に参戦した日本軍に占領されていました。その結果、夫婦ともども、広島の収容所に連行されることとなります。

1919年、収容所で開かれた展覧会で、カールは自慢の洋菓子を出品する機会を得ます。このとき出された洋菓子が、日本で初めて焼かれたバウムクーヘンといわれています。

翌年の1920年に夫婦は捕虜生活から解放されました。第一次世界大戦の影響もなくなったため、カールは青島から家族を呼び寄せて横浜で菓子店を開店し、その後、神戸へと移転して現在まで続いているのが、ユーハイムなのです。

ユーハイムは新元号入りの限定バウムクーヘンを発売中

ユーハイムの代名詞ともいえるバウムクーヘンですが、新元号発表に合わせて「令和」の文字入りバウムクーヘン(プレーンとチョコレート味)が発売されました。

新元号の発表を受けた直後、包装にあしらう新元号を、女性書道家の中塚翠涛(すいとう)氏が書き下ろしてユーハイムに提供し、新元号発表の2時間50分後には店頭で販売がスタートしたといいます。

神戸発、老舗の2大洋菓子メーカーを食べくらべてみよう

カスタードプリンやアルカディアなど、昭和世代があこがれる神戸スイーツを代表するのが、モロゾフの商品です。一方、2019年は日本で初めてユーハイムがバウムクーヘンを焼いてから100年という節目の年でもあります。

神戸旅行の際はもちろん、近くの店舗でモロゾフやユーハイムを見かけたときには、これらのお菓子をお供にコーヒータイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。


このコラムは2019年4月時点の情報をもとに制作したものであり、現時点において最新の情報ではない場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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