グルメ
2019/05/29

昭和世代のあこがれ、あの神戸2大スイーツブランドのルーツはロシアとドイツ

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
昭和世代があこがれる神戸生まれの洋菓子メーカーといえば、モロゾフとユーハイムではないでしょうか。おいしいスイーツを通して、港町神戸のおしゃれなイメージは日本全国に広まっていきました。

モロゾフのプリンやユーハイムのバウムクーヘンは、神戸スイーツの中でも特に有名で、多くのファンを持っています。

両社はロシアとドイツにルーツを持ち、今なお神戸に本社を置いて菓子づくりを続けています。今回は、時代を超えて幅広い世代に愛され続ける、神戸の2大洋菓子メーカーの歴史や代表的なお菓子をまとめてご紹介します。

社名「モロゾフ」はロシア人菓子職人が由来

モロゾフは1931年、戦前から続く神戸の繁華街、神戸トアロードで産声を上げました。開業当初はチョコレートショップとしてスタートしています。モロゾフという社名は、ロシア革命で亡命したロシア人であるフョードル・モロゾフ一家のファミリーネームから名付けられました。

日本での亡命生活において、モロゾフ一家は祖国ロシアのおいしいお菓子を日本人にも食べてもらいたいと考えました。そこで日本人との共同経営で神戸に開いたのが、モロゾフの原点であるチョコレートショップというわけです。1936年、日本初のバレンタイン広告を出したモロゾフは、バレンタインデーにチョコレートをプレゼントするという日本独自の文化を生み出した発祥の店としても有名です。

1962年には現在もモロゾフの人気商品であるガラス瓶入りのカスタードプリンを、1969年にはチーズケーキブームの火付け役となったクリームチーズケーキを発売するなど、少しずつ取り扱う商品の幅を広げていき、総合的な洋菓子メーカーへと成長していきます。

多くのファンをとりこにするモロゾフを代表する2つのお菓子

モロゾフといえば、どのようなお菓子を思い浮かべるでしょうか。モロゾフの代表的なお菓子をご紹介します。

カスタードプリン

モロゾフの目玉商品といえば、ガラス製の瓶に入ったカスタードプリンが真っ先に思い浮かびます。

伝統的な製法にのっとって作られるモロゾフのプリンの特徴は、卵そのものが持っている凝固作用を生かした、やさしい味わいです。自然な甘味や、舌触りのなめらかさなど、発売から半世紀以上経った今なおモロゾフの店頭で人気を集めています。

アルカディア

ブラウン系のシックな正方形の缶に入ったナッツクッキーで、1971年に発売されたのがアルカディアです。世界中から集められたカシューナッツやアーモンドなどのナッツ類、チョコレートチップをメインにして甘さ控え目に仕上げた、ぜいたくなお菓子です。

クリスマスプレゼントやお歳暮、誕生日プレゼントなど、昭和世代なら商品を見た瞬間に、なつかしさとうれしさで胸がいっぱいになるかもしれません。

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