経済
2019/05/24

新潟で創業のヨネックス、大坂なおみ選手で話題に

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
女子プロテニスの大坂なおみ選手の活躍によって、一つの企業が注目を浴びました。テニス選手のプレーを支えるラケットのメーカーである、ヨネックス株式会社です。大坂なおみ選手とヨネックスとのつながりや、プロ選手のプレーに耐えうるラケットの秘密に迫ります。

ヨネックス株式会社の歴史

有名スポーツ用品メーカーとして世界に名をはせるヨネックスは、1946年に新潟で創業しました。当時はスポーツ用品ではなく、木製のウキ(サケ・マス漁業用など)や木の栓などの木製品の製造・販売を行っていました。しかしその後、木製品の売れ行きが落ちたため、ラケットメーカー・サンバタの下請けとして1957年にバドミントンラケットの製造を始めます。

これがスポーツ用品メーカーとして歩みだすきっかけとなり、翌年の1958年に株式会社米山製作所を設立します。1961年には、親会社であるサンバタが倒産し、ヨネヤマブランドとしてバドミントンラケットの製造と販売をするようになりました。

その後、ラケットだけでなく、シャトルコック(バドミントン用の羽根球)の製造・販売にも着手し、1967年に社名を株式会社米山製作所から株式会社ヨネヤマラケットに変更します。社名変更により、スポーツメーカーであることを明確にする狙いがありました。

バドミントンラケットの売れ行きも伸び続け、1969年になるとアルミ製のテニスラケットを発売して、テニス事業に参入します。このテニスラケットは、イタリア、フランス、ドイツなど、国外で高評価を得ました。

1982年に社名を現在のヨネックス株式会社に変更し、ますます事業を拡大していきます。現在ではランニングシューズやフットボールウェア、ゴルフ用品なども販売しながら、スタン・ワウリンカ選手(テニス)、アン・ソンジュ選手(ゴルフ)、キャロリーナ・マリン選手(バドミントン)など世界のトッププレーヤーたちと契約を結び、スポーツ業界に貢献しています。

大坂なおみ選手との関係

2018年に、テニスの世界4大大会の一つである全米オープンの女子シングルスにおいて、大坂なおみ選手が優勝を果たし、日本勢初の勝利に多くの人が注目しました。その活躍ぶりから、本人だけでなく大坂選手が使用していたラケットメーカーのヨネックスへの期待が高まり、同社の株価にまで影響を与えます。さらに大坂選手が使用していたラケットも人気となり、小売店からのラケットの引き合いも増加したといいます。

大坂なおみ選手のスポンサーになった背景

大坂なおみ選手が同社の支援を受けてヨネックスブランドのラケットを使用するようになったのは、10歳ごろのことでした。大坂なおみ選手の母がヨネックスに支援を依頼する手紙を送り、それをきっかけとして試合を観戦したヨネックス米国支社が、彼女への支援を決めたといいます。この時から、大坂なおみ選手はラケット、ウェア、シューズの提供を同社から受けるようになりました。

使用しているラケットは?

大坂なおみ選手の時速200キロを超えるサービスを支えているのは、YONEX EZONEというラケットを、同選手の要望に応えて独自に調整したものです(ストリングは市販品)。2014年のプロ契約以降、このラケットを使用し、数々の勝利をあげてきました。

イメージ通りの弾道が描けるというYONEX EZONEは、現在4種類が販売されています。初心者でも扱いやすいエントリーモデル「EZONE FEEL」の価格は2万円(税抜き)と価格もお手頃です。大坂なおみ選手のプレーに触発されてテニスを始めたいと思っている人は、まずこちらのラケットを購入してみてはいかがでしょうか。

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