経済
2018/06/11

コンニャク活用で目指せハラル取得!レストラン「KABURAYA」計画

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
2017年12月にオープンした岩手のまるごと平泉・一関レストラン「KABURAYA」。「もち食」と呼ばれる郷土の食文化を中心に、地元食材をおいしく味わえると人気で、一関を訪れるツーリストの話題にもなっています。

そんななか、増え続けるムスリムのインバウンド旅行客に対応するため、「KABURAYA」を運営するイーハトーブ東北ではハラル認証の取得やイスラム教の礼拝室を設置する試みをはじめています。地元名産の「コンニャク」を目玉とし、「ムスリムフレンドリー」なレストランにチャレンジする背景には世界遺産・平泉を有する一関の街を守りたいというイーハトーブ東北の思いがありました。

世界遺産の町・平泉が抱える問題


一関市は岩手県第2の人口と面積を持つ約12万都市です。中尊寺や毛越寺をはじめ仏教の浄土思想に基づいた寺院で構成される平泉は世界遺産として国内外から観光客が訪れます。渓谷美の続く厳美渓や舟下りが楽しめる猊鼻渓など景勝地も多く、観光資源がいっぱいです。

一方、一関では過疎化が深刻な問題となっており、毎年1,500人ペースで人口が減少しています。町全体が観光産業にシフトしていかなければならないこの時期、創業約30年のレストラン「KABURAYA」が「ムスリムフレンドリー」なレストランでインバウンドの呼び込みに挑戦しています。

レストラン「KABURAYA」の魅力


“まるごと平泉・一関レストラン”がコンセプトの「KABURAYA」は客席数35。平泉や一関の食材にこだわったレストランで、東京銀座の「資生堂パーラー」で活躍したパティシエ・石田聖子氏がメニュー監修を担当しています。ランチの目玉は「牛すじシチューライス」やさっぱりした赤身が特徴の館ヶ森高原豚の「かつ丼」で、気軽に楽しめるリーズナブルな価格設定です。ディナータイムは前日までの完全予約制で、地元の旬の食材をふんだんに使ったコース料理が3,000円から楽しめます。

地元の「もち食」文化をもとに開発された「一関名物もちパフェ」をはじめお餅を使ったスイーツもあります。この度、地元でも人気のレストランがムスリムフレンドリーなレストランを目指すのには、さらなる観光整備の必要性を感じてのことでした。

>>(次ページ)東北・岩手の観光意識を変えるために
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