経済
2018/03/22

「田舎モダン」ブランディングが大成功!神奈川県開成町の魅力

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
開成町は神奈川で最も面積の小さい自治体です。神奈川といえば横浜や湘南といったイメージから華やかな街並みを思い浮かべますが、開成町は「田舎」という表現がふさわしい、静かな町です。そんな同町が掲げた一つの目標が「日本一元気な町」でした。その目標を達成するべく始めたタウンブランディングが成功をおさめ、現在、町内は活気であふれています。

開成町はどのようにしてブランディングを行い成功したのか、その軌跡をたどります。
 

きっかけは町政60周年


2015年の国勢調査によると、開成町の人口増加率は4%、県内でトップの増加率となりました。もともと開成町は、子どもの医療費助成を小学6年生まで行い、子育て支援センターを開設するなど子育て環境の整備に力を入れており、その成果から子育て世代が多く移住してきています。

人口増加の背景には、開成町の町内外にある大企業の研究所や関連工場が多くあること、その従業員家族が同町に魅力を感じられる取り組みを行ってきたことがあります。

多くの自治体が人口流出を嘆く中で、大きな成功をおさめているように見える開成町ですが、町自体の知名度が低く、この町ならではの観光資源がないことが課題でした。

そこで考えたのが、町全体のブランド化計画です。観光資源がなくとも、今あるまちの魅力を多くの人に知ってもらい、町民にはさらに愛着を持ってもらうことを目指し、ブランディングが開始されました。

コンセプトは「田舎モダン」。都心から程よい距離感を持つ開成町ならではの田舎の空気と、それを楽しむ町民たちのモダンな暮らしを一言で表しています。

>>(次ページ)デザインを統一するための大胆な契約
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