経済
2018/01/19

お城が動いた!「弘前城」の石垣修理で町おこし

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
青森県弘前市では「お城と桜とりんごのまち」というキャッチフレーズを掲げています。その通り、弘前城のある弘前公園は国内有数の桜の名所で、4月下旬に開催される「弘前さくらまつり」には、毎年約200万人もの人々が訪れます。

ところが、弘前市では街のシンボル・弘前城の老朽化した石垣を修理するため、2015年にお城を移設させるということになりました。最大の観光地が移動するということは、弘前市にとっては大事件です。

そこで弘前市は考えました。お城を動かすという事業を「弘前城が動く 弘前城石垣修理事業」として市民に参加してもらい、街の活性化を促そうというのです。逆境をユニークなイベントに変化させる、弘前市の知恵と機転のプロジェクトを紹介します。
 

桜の名所の弘前城はまちのシンボル

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
弘前城では、桜のシーズンになると愛らしい天守閣からお堀にかけて桜の咲き誇る姿がテレビに映しだされます。とくに天守は江戸時代から残る貴重な木造で国の重要文化財。約400年前、弘前はこのお城を中心にまちづくりが行われました。弘前市のシンボルとして城内では「弘前さくらまつり」をはじめ数多くのイベントが開催され、いまも市民に愛されています。
 

桜で有名な弘前城の天守はお引っ越し中

そんな市民のシンボルである弘前城の天守閣に異変が起こりました。2015年夏、天守閣が消えてしまったのです。実はこれ、「弘前城本丸石垣修理事業」の工事のための「お引っ越し」。いまも北西に70メートル移動しています。長年の上からの重みで天守を支える石垣に膨らみが出てきていました。天守が元の位置に戻るのは早くて2020年頃。全体の工期はおよそ10年です。天守と桜とお堀がセットになった見事な光景は、2025年頃に工事が終わるまでお預けになっています。

>>(次ページ)約100年ぶりの石垣大修理は市民の手で
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