経済
2017/12/22

「とりのこ用紙」ってなんのこと?愛媛県あるある総まとめ

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
温暖な気候に恵まれた四国の愛媛県。西日本最高峰の石鎚山のふもとにのんびりした景色が広がります。甘いみかんに新鮮な魚など、グルメも有名。ここでは地元の愛媛県人ならみんなが知っている“愛媛県あるある”を紹介します。

週1回給食でみかんジュースが出てくる

『家庭の蛇口をひねるとポンジュースが出てくる』。そんな都市伝説が広がるほど愛媛県はみかんの生産で有名です。愛媛県の知名度アップを見込んで、そのうわさを実現したポンジュースの蛇口も空港や観光スポットなど県内各地で見ることができます。

愛媛県では長年にわたって温州みかん全国1位の生産量を誇り、今でも全国トップクラスを維持しています。地元では「みかんは買う物ではなく、知り合いからもらう物」といわれるほど身近な果物です。

愛媛県では特産のみかんを給食にも積極的に取り入れてきました。週末になると給食後や帰りの時間に合わせて紙パックのポンジュースが出てきます。地元では「ジュース給食」という呼ばれ方もしていて、夏場を中心に小中学校では週に一度、教室でクラスのみんなと飲むのが恒例となっています。愛媛県の子どもたちは小さい頃からポンジュースの味をすり込まれているというわけです。

「とりのこ用紙」は模造紙の方言

学校で学習発表や工作などに広く使われる大きくて白い模造紙。愛媛県では「とりのこ用紙」と呼びます。「鳥の子用紙」とも書き、愛媛県やお隣の香川県では模造紙といわれてもピンと来ないくらいメジャーです。名前の由来は諸説ありますが、鶏の卵のような鳥の子色をしているからといわれています。他県に行って「とりのこ用紙」が通じなくてショックを受ける愛媛県人は少なくありません。

机を「かく」=運ぶこと

「とりのこ用紙」以外にも学校生活では愛媛県ならではの方言が飛び交っています。黒板消しのことを「ラーフル」と呼んだり、教室の掃除の時間、机を動かすことを「机をかく」といったりします。先生に「机をかいて!」といわれて、机の上を掻くふりをして怒られる、なんていうのは愛媛県の小学校では良くある光景です。

この他、「よもだ=冗談、ふざけている」、「つばえる=遊びふざける」など伊予弁と呼ばれる愛媛地方の方言は街では聞かれなくなりましたが、学校では健在です。

学校のプールには必ず「命札」を持参

愛媛県だけで行われている「命札(いのちふだ)」という不思議なシステム。小中学校の体育で水泳のとき、かまぼこ板などで作った「命札」を持っていなければプールで泳がせてもらえません。「命札」には名前やクラス、出席番号や保護者の連絡先など、万一生徒が水泳中に体調不良や事故のときに教師が対処できる情報がマジックで手書きされています。

「命札」は夏休み中に学校のプールで泳ぐ際にも持っていかなければいけません。愛媛県では当たり前の学校ルールですが、県外に行って初めて地元だけだったとビックリする人も多いようです。

>>(次ページ)愛媛県の中学2年生になると行う行事とは?
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