経済
2017/11/10

「コスメティック構想」でグローバルに広がる唐津ブランド

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
佐賀県唐津市と、その西隣にある玄海町が協力して取り組んでいる「唐津コスメティック構想」。佐賀の持つ農業ポテンシャルを生かし、化粧品の原料調達から製造・販売までを、この二つの市と町で完結することで地域経済の活性化を目指す目的で生まれました。

2013年11月11日に「ジャパン・コスメティックセンター」を設立・始動した同構想は、4年の歳月を経て、その理想を実現させ始めています。唐津市と玄海町が「唐津コスメティック構想」にかける思いと取り組みを紹介します。

唐津でなぜコスメなのか


唐津市と玄海町が取り組むコスメティック構想の手本となっているのは、「フランス・コスメティックバレー」です。フランス・コスメティックバレーは、フランスのシャルトル市を中心に広がるコスメ産業の集積地です。ここには化粧品の原料を作る農業地、生産工場、研究施設、さらに世界的に有名なブランドのルイ・ヴィトンやシャネルといった企業が産業クラスターを形成し、成功を収めています。

同構想を立てる以前より、唐津では輸入化粧品の成分分析や輸入代行を行う企業がミニクラスターを形成していました。さらには化粧品の原料栽培に活用できる農地や豊かな水源もあり、フランス・コスメティックバレー協会の関係者が同市を訪れた際、「シャルトル市とよく似ている」ことに着目します。

「唐津をフランスコスメのアジア拠点に」と考えたフランス・コスメティックバレーと、これを好機と捉えた唐津市はすぐに動き始めました。ここから「唐津コスメティック構想」が生まれたのです。

現在、コスメティック構想の主軸となっているのは、会員制産学官連携組織である「ジャパン・コスメティックセンター」です。同組織は、コスメティック構想に関わる企業、組織、農林水産業などを集約し、国際取引の拡大やコスメ環境の整備などを進めています。この先は雇用の創出、経営資源の集積、そこから唐津コスメに新たな価値を付加させ地域経済を活性化し、ビジネスサイクルをさらに促進させる計画です。

>>(次ページ)アジアに羽ばたく唐津コスメ
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