経済
2017/10/24

国家戦略特区&環境未来都市「北九州市」に起業家たちが熱視線!

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

北九州市は2011年に九州で唯一の「環境未来都市」に、2016年には「国家戦略特区」に指定され、同市が抱える高齢化をはじめとした多くの問題を解決するための取り組みを行っています。特に力を注いでいるのが、2013年に策定した「北九州市新成長戦略」の一環として開始された、ベンチャー企業の支援活動です。

以前から「ものづくり」が盛んであった北九州市は、市だけではなく民間企業なども連携しながら多くの起業家を輩出してきました。さらなる雇用創出のため、今後は女性起業家も増やしていきたいという同市の取り組みと、実際に起業した人のその後の活躍について紹介します。

北九州市全体が起業を支援

「日本一起業しやすい街」を目指している北九州市は、民間企業、大学が連携し、あらゆる角度から起業支援を行っています。

・ 北九州市の取り組み
北九州市では、起業に向けた資金貸付を日本政策金融公庫と連携しています。さらに北九州テレワークセンターをはじめとする新事業創出の支援施設も市内に4つ設置し、起業とベンチャーの成長を促しています。

2016年5月には、女性のキャリアアップや起業を応援するウーマンワークカフェを設立、キッズコーナーも併設された施設内には創業相談窓口があり、すでに多くの女性が起業相談に訪れています。

・ 民間企業の取り組み
民間企業では、3Dプリンターを配備したコワーキングスペース「fabbit」が中心となり、「ものづくり」に力を注ぐ起業家を支援しています。さらに同施設では、スタートアップの拠点として「スタートアップラウンジ」を毎月開催し、起業したい人と支援したい人や企業を繋ぎます。

・ 大学の取り組み
2017年6月、西日本工業大学と北九州市がデザインに関する連携協定を締結、デザインに特化したベンチャーを支援する取り組みを開始しました。

先進的な北九州市の支援活動

このように多くの団体や企業と手を取り合い、スタートアップが抱える問題を資金面だけではなく多角的に支援する北九州市は、常に先進的な支援活動をしてきました。

2016年からはインターネット上で資金調達ができる「クラウドファンディング」を活用、女性向けフリーペーパーを手掛ける株式会社アヴァンティと連携し、女性起業家を支援する取り組みを開始しています。クラウドファンディングのセミナーをはじめ、企画のブラッシュアップから資金集めが終了するまでを北九州市とアヴァンティがサポートしていきます。

さらに北九州市が得意とする「ものづくり」を未来に向ける仕掛けとして、「IoTメイカーズ創出プロジェクト」が2017年8月より実施されています。「あらゆるモノをインターネットに接続する」IoT製品の開発について、デザイン面を西日本工業大学が、試作品づくりを北九州工業高等専門学校のものづくりセンターが、それぞれサポートしていきます。

>>(次ページ)支援で生まれたベンチャーの現在

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