経済
2017/10/17

立ち呑みで異文化交流!福岡流インバウンド事業が冴える

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)

2020年東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、インバウンド(訪日外国人旅行)事業がさらに盛り上がっています。九州の玄関口として古くから多くの人が集まり、さらにはアジアの玄関口としても発展し続ける福岡においても例外ではありません。

福岡を訪れる外国人観光客が急増

法務省出入国管理統計によると、福岡空港・博多港における外国人入国者は2014年に約120万人、翌2015年には前年比73.1%増の約208万人、そして2016年には同20.2%増の250万人を突破しました。

福岡を訪れる外国人観光客の7割以上はアジア圏で、日帰りで渡航も可能な韓国を筆頭に、台湾、中国と続きます。飛行機、船、さらに日本の各都市からの空路や陸路、あらゆる方向から多くの人が集まってきているのです。

外国人観光客が年々増加する理由としては円安、そして福岡がアジアに近く、空港や港から市街地へのアクセスが抜群に良いこと、東京や京都ほど有名ではないものの適度に栄えていることなどが挙げられます。

インバウンドに向けた福岡の取り組み

福岡では、魅力を発信しようとさまざまな取り組みが始まっています。

・ オープントップバス
福岡市の西鉄バスでは、欧米の多くの観光地でも見られる観光バス「オープントップバス」を2012年3月より導入しました。これにより、効率よく福岡の街並みを周遊できるツアーを運行しています。2階建てのバスの2階には天井がなく、空や風を身近に感じることができる人気のバスツアーです。

高速道路に乗ってシーサイドエリアを回るコース、博多の街の歴史を紹介するコース、夕景・夜景を楽しむコースなどに分かれ、所要時間はそれぞれ約60~80分、毎日数本ずつ運行しています。同乗するバスガイドの観光案内はもちろん、日本語がわからない外国人観光客向けには、iPodによる英語・韓国語・中国語の音声案内で福岡の街並みを楽しめるようになっています。

・ 免税店
海外旅行者、特に韓国や中国からの観光客が楽しみにしていることの一つが、免税によるショッピングです。福岡では2015年9月の時点で、539店もの免税店が登録されており、これは政令指定都市としては京都(565店)に次ぐ全国第3位となっています。

また、消費税免除の「TAX FREE」だけでなく、関税や酒税等も免除となる「DUTY FREE(空港型免税店)」がデパートにオープンするなど、ショッピングを訪日の目的とする観光客には嬉しい環境が整ってきています。

>>(次ページ)福岡流のおもてなしは「食・酒」「体験」

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