経済
2019/07/29

意外なあの会社も?さりげなくナンバーワンな京都の企業

種苗メーカー「タキイ種苗」も京都の企業

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
園芸を趣味にする人ならば、タキイ種苗の種はご存じでしょう。このタキイ種苗も京都にある企業で、創業は江戸時代の1835年という老舗なのです。家庭で育てる花や野菜の種はもちろん、農家向けの種苗の開発、販売でもよく知られています。

タキイ種苗が開発した農家向け種苗の中でも、特に知名度が高いのが桃太郎トマトではないでしょうか。このトマトの開発は1960年代後半に始まりました。それまでのトマトは痛まないように青いままで収穫していましたが、この方法では輸送中に赤く熟すため、味も香りも物足りないと不評だったそうです。そこで、タキイ種苗は熟した状態で輸送できるほど硬く、しかも甘いトマトの開発に乗り出すことになりました。

試行錯誤の末、1983年に硬くて甘い桃太郎トマトが完成しました。その後、熱心なプロモーションのかいもあり、桃太郎トマトはトマトの代表的なブランドへと成長したのです。

医療機器で有名な企業「モリタ製作所」

歯科用機器、耳鼻咽喉科用機器など医療機関で使われている機器を作るモリタ製作所も京都の企業です。創業は1916年で、森田歯科商店という名前で始まりました。現在、モリタ東京製作所、モリタ(総合商社)、ジェイエムエンジニアリング(サポート部門)など、製造から販売、アフターフォローまで統合的なサービスを展開しています。モリタ製作所の医療機器は日本のみならず、アメリカ、ドイツ、シンガポールなど世界各国で販売されており、医療機器分野で高いシェアを獲得しているのです。

また、モリタ製作所は2017年に、京都府内において同一業種で100年以上伝統の技術と商法を継承している老舗企業として表彰されています。まさに京都のお墨付きといえる企業です。

歴史も技術も素晴らしい京都の企業を調べてみよう

独自の技術で日本のみならず世界にも進出している京都の企業をご紹介しました。京都には、時代を超えてなお発展しながら事業を継続している企業がたくさんあります。積極的に新しい技術や商品を開発している京都の企業から、ビジネスパーソンは多くのことを学べるはずです。もし仕事に迷うことがあったら、京都のナンバーワン企業を参考にしてみてはいかがでしょうか。


このコラムは2019年6月時点の情報をもとに制作したものであり、現時点において最新の情報ではない場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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