経済
2019/06/24

新千円札の顔、北里柴三郎の故郷は熊本にあり!

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
2024年上期に、紙幣のデザインが刷新されることが発表されました。新千円札の顔には、北里柴三郎が決定しています。北里については、医学に関係していることや、大学の名前にもなっているというエピソード以外は知らないという人もいるのではないでしょうか。

今回は、新千円札の顔に決まった北里と、その生まれ故郷について迫ります。どのような功績を残した人物だったのか、そして北里をもっと知るために訪れておきたい場所についてご紹介します。

出身は熊本!北里柴三郎とはどんな人?

北里は1853年1月29日、現在の熊本県阿蘇郡小国町で生まれました。1871年に熊本医学校(現在の熊本大学医学部)に入学します。その後、1874年に東京医学校(現在の東京大学医学部)に進み、卒業後、内務省衛生局に勤務しました。1886年からの6年間はドイツに留学して、結核菌の発見者であるローベルト・コッホに師事しました。

世界的にも有名な北里柴三郎の功績とは?

ドイツに渡った北里は、その後多くの功績を残します。1889年の破傷風菌の純粋培養法の確立、そして破傷風菌の毒素に対する免疫抗体を発見して、血清療法を生み出したことは有名です。

これらは世界初のことで、北里は日本だけではなく、世界的にも有名な研究者として知られるようになりました。

帰国後は、伝染病予防・細菌学研究のための私立伝染病研究所を設立し、その他にも日本初の結核専門病院設立や慶應義塾大学医学部も創設しました。また、派遣された香港ではペスト菌を発見しています。

北里は研究者としてだけでなく、教育者・指導者としても知られています。1914年に設立した私立北里研究所では、多くの優秀な研究者を育てました。教え子の中には赤痢菌を発見した志賀潔や、梅毒の特効薬の開発を行った秦佐八郎もいます。

また、1988年になって公表されたことですが、北里は1901年の第1回ノーベル生理学・医学賞の候補者にも含まれていたそうです。100年以上も前の時点で、功績が高く評価されていたことがよく分かるエピソードではないでしょうか。

>>(次ページ)北里柴三郎に興味を持ったら訪れてみたい場所
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