経済
2019/05/31

手袋生産日本一は香川!130年の歴史と最新プロジェクト

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
香川の日本一といえば、誰もがうどんを思い浮かべるでしょう。ところが、香川には「手袋」という意外な日本一があります。香川の手袋の歴史は1888年、僧侶である両児舜礼(ふたごしゅんれい)と三好タケノという人が、大阪で指無し手袋の縫製を始めたことに端を発します。その後、いとこの棚次辰吉(たなつぐたつきち)が手袋の製造を引き継ぎ、現在の東かがわ市に技術を持ち帰ったことで手袋産業が広まっていったそうです。

130年以上前から、東かがわで脈々と受け継がれてきた手袋産業は、今新たな局面を迎えようとしています。ここでは、東かがわの手袋産業にゆかりのあるスポットと、香川で生まれたおしゃれで手も心も温まる手袋ブランドについてご紹介します。

まちおこしに手袋を!東かがわのPR方法とは

東かがわでは、名物のひけた鰤(ぶり)や和三盆とともに、手袋を名産品としてPRしています。また、東かがわの手袋産業の礎を築いた両児舜礼が眠る千光寺、棚次辰吉の銅像、東かがわ初の手袋会社が設立された教連寺も観光スポットとして紹介しています。

過去には、「手袋で東かがわをPR!」として、かがわ物産館において東かがわの手袋を販売するイベントも行いました。全国シェア90%以上を誇る手袋産業を全面的にPRし、町おこしに役立てているのです。

東かがわの手袋の歴史が分かる香川のてぶくろ資料館

東かがわの手袋産業創立120年を記念して、2008年に建設された「香川のてぶくろ資料館」では、手袋産業の歴史をより深く知ることができます。手袋を作っていた古いミシンの他、さまざまな種類の手袋も展示されています。

ここでは、歴史とともに移りゆく手袋の姿が見られるだけでなく、フェンシングの太田雄貴選手、プロゴルファーの宮里藍選手、元サッカー日本代表の川口能活選手など、有名スポーツ選手が実際に使用していた手袋まで見ることができます。さらに、手袋を使った人形作り体験も無料で行えます。

資料館のある場所には、手袋のアウトレット店もありますので、香川を訪れた際には、ぜひ家族でてぶくろ資料館とアウトレット店をのぞいてみてください。手袋への学びを深めつつ、高品質な手袋がお得に手に入ります。

―基本情報―
住所:東かがわ市湊1810-1
営業時間:資料館10:00~17:00

こちらも見逃せない!手袋がアートに

東かがわ手袋ギャラリーのある古きよき日本家屋の中に一歩足を踏み入れると、無数の手袋アートが出迎えてくれます。和の空間に不思議と溶け込むカラフルな手袋たち。思わず見入ってしまう手袋アートは一見の価値ありです。

―基本情報―
住所:東かがわ市引田2161-2
営業時間:10:00~16:00

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